真田幸村ゆかりの神社は2つ! 安居神社と三光神社がすご過ぎた!

真田幸村のゆかりの神社があるとのことでしたので調べてみました。

ぜひご覧ください。

安居神社とはどんなところ?

安居神社は大阪湾を見下ろす上町台地の中腹に鎮座しています。数百メートル東には聖徳太子が建立した四天王寺があります。

画像出典元:武将の道

安居神社は四天王寺とほぼ同じ時期に建てられたということです。四天王寺は推古天皇元年(593)に建てられており、安居神社もおよそ1400年前に建立されたということになります。

御祭神は少彦名神と菅原道真公。

画像出典元:japaan

道真公が筑紫に左遷された道中、この神社にて安居(休憩)されたことから安居神社と呼ばれています。

大河ドラマ『真田丸』が放送されていた頃は参拝者が多かったのですが、今はひっそりとしています。午前に神社の前を通ると「真田の赤備え」の衣装を模した男女2名が路上のごみを拾っているのを見かけることがあります。

交通量の多い国道25号線から神社の中に足を踏み入れると静けさが漂っています。社務所では勝守・木札・お箸などが販売されています。社務所の人が使っている電卓には「安井神社」のテプラによるシールが貼り付けられていました。この漢字の表記もあります。

境内には真田幸村公の石碑と銅像があります。「兜を脱ぎ立膝をついて座っている」像です。

画像出典元:武将の道

なぜそのような出で立ちかといいますと、「大阪夏の陣」で幸村公が戦死した地とされているからです。

画像出典元:くろーるブログ

「大坂夏の陣」で徳川家康を追い詰めたものの力尽き、越前松平家鉄砲組頭・西尾宗次に討ち取られた場面が思い浮かびます。

安居神社の北東数キロ先に大坂城の天守があります。豊臣家や信州上田に思いをはせながら49年の生涯を閉じたのかもしれません。

幸村公の徳を授かれるように、この銅像は手に触れることができます。両ひざと右手の籠手がつやつやとしています。籠手に装飾されている六文銭が黄金色に輝いています。参拝者が触れる場所がこの3か所であることがよくわかります。

 

アクセス方法・参拝料

住所:大阪府大阪市天王寺区逢坂1-3-24

電話番号:06-6771-4932

交通アクセス:大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」より南西へ徒歩6分

:阪堺電車阪堺線「恵美須町駅」より東へ徒歩7分

:大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」より東へ徒歩7分

駐車場:ありません。近くにコインパーキングがあります。

拝観時間:7:00~16:00

参拝料:不要

三光神社とはどんなところ?

三光神社は玉造の南にある小高い丘(旧姫山)に鎮座しています。昔は姫山神社といわれていたのですが、「真田の三光」の方がよく知られているため三光神社と呼ばれるようになりました。

画像出典元:武将の道

御祭神は、天照大神・月読尊・素戔嗚尊の三柱です。中風除けの神として知られています。

末社の竹内宿禰は富貴長寿の神として祀られています。大阪七福神巡りのひとつである寿老神です。

銅像があります。まったりとした気持ちにさせてくれます。

三光神社は宰相山公園内にあり、階段を上って境内に入ります。この地は真田丸(偃月城:半月状の出丸のこと)があった地といわれています。

幸村公は守りの手薄な大坂城の南側に出城を築きました。

三光神社には真田丸から大坂城に通じるといわれている地下の暗道(真田の抜け穴)があります。

大人がハイハイしてやっと通れるぐらいの大きさです。

この抜け穴は鉄門で封鎖されており普段は中に入ることはできませんが、毎年11月の第一日曜日には公開されています。

コロナの影響により、2022年も昨年に引き続き一般公開が中止されました。

三光神社にも幸村公の銅像があります。安居神社の像と違い、鎧兜に身を包み、采配を持つ右手を高々と掲げる立像です。

台座は信州上田にある真田家の菩提寺・長谷寺から取り出した「真田石」。

画像出典元:amanaimages.com

「大阪冬の陣」において、幸村公が徳川軍を相手取り、勇猛果敢に将兵を指揮した姿です。

その後和睦となり、真田丸は取り壊され堀を埋められてしまいます。

幸村公の思いやいかに……。

 

アクセス方法・参拝料

住所:大阪府大阪市天王寺区玉造本町14-90

電話番号:06-6761-0372

交通アクセス:JR環状線「玉造駅」から南西へ徒歩5分

:大阪メトロ長堀鶴見緑地線「玉造駅」から南へ徒歩2分

駐車場:ありません。近くにコインパーキングがあります。

拝観時間:9;30~16:00

参拝料:不要

 

まとめ

徳川軍の武将・島津忠恒から「日本一の兵」と称えられた真田幸村公。

「関ヶ原」の合戦の後、父・昌幸とともに紀州・九度山に配流され、再び戦地へと赴きました。

「大阪冬の陣」では真田丸に立てこもり、大勝利を収めました。「大坂夏の陣」では捨て身の攻撃で徳川家康を追い詰めました。

命果てるまで戦い抜いた武将の姿は、400年の時を経た現在も私たちの心を揺さぶり続けてくれます。

大坂城公園では様々な催し物があり、多くの人が訪れています。

それと対比するかのように、安居神社・三光神社が穏やかな表情でその賑わいを眺めているように思われます。

大阪の中心部に鎮座する両神社、一度訪れてみてはいかかですか。

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