プロゲーマー・ときどさんをご存じでしょうか?
情熱大陸にも出演されたことのあるときどさんですが、実は東京大学出身だったんです。
さらに、東京大学大学院を中退してまで、プロゲーマーになったという、かなり変わった経歴のかただったんです。
☑ときどさんが東京大学で何を学んでいたのか?
☑東京大学の肩書きが通用しない世界を選んだ理由
☑東京大学で学んだことが、ゲーマーの世界でどう活きているのか?
を記事にしました。ぜひご覧ください!
ときどのプロフィール
ときど
本名:谷口一(たにぐちはじめ)
生年月日:1985年7月7日
出身地:沖縄県那覇市生まれ、神奈川県横浜市育ち
中学1年の頃に初めて参加した【ザ・キング・オブ・ファイターズ’98】の大会で、八神庵のジャンプキック(とんでキック)から闇払い(どうしたぁ!)という連続技しか使わなかったことから、それを見た友人に「もう”ときど”でいいじゃん」と言われ、それ以来「ときど」と名乗っている。
画像出典元:SNK
出身学部・偏差値
ときどさんは、一浪して、東京大学理科Ⅰ類に入学されました。偏差値67.5です。その後、東京大学工学部マテリアル工学科を卒業し、東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻を中退されています。
画像出典元:宮田研究室
マテリアル工学科はバイオマテリアルコース、環境・基盤マテリアルコース、ナノ・機能マテリアルコースに分かれています。
東京大学を選んだ理由
ときどさんが東京大学を選んだ理由に根拠はないようです。ただ東京大学進学について振り返ったことに対して
僕は一度も自分に「なぜこの道を選ぶのか」と問いかけたことがなかった。自分で決めたことがなかった。親と世間が敷いたレールの上を、ずっと順調に走ってきただけだったのです。
と語っておられます。高校は麻布高校という進学校。両親は歯科医という家庭に生まれたときどさん。なんとなく、道筋は引かれていたのかもしれません。
東京大学ってスゴイな、東京大学に入れたらいいな。と思うことがあります。でも、否応なく、なんとなく東京大学に入らなければならないというプレッシャーは相当なものがあると思います。私みたいに生半可に入れたらいいな、なんて甘すぎますね汗
東京大学時代
ときどさんは、なぜ大学でバイオマテリアルを専攻したのでしょうか?
自分の点数から考えた進振り(進学振り分け)の状況と、
この分野なら食いっぱぐれないかなという考えから、軽いノリでマテリアル工学科を選びました。当時のマテリアル工学科は、進振りで必要な点数が低い割に就職には強かったんです。後は科学や生物が好きだったので。
とのこと。
ゲームを作る側に回りたいとは思いませんでしたね。ゲームばかりしていることに後ろめたい気持ちもあったので、ゲームそのものを仕事にする気はありませんでした。
ここ数年で多少改善した気もしますが、僕が大学生だったころはゲームに対する社会の目が厳しかったのです。
当時はあくまでも趣味の一環としてゲームをしていました。現在でも、ゲームの開発や大会の運営に携わることは考えていません。
⇒ゲームとしてのプレイヤーとしては良いけれど、それを仕事にする気はないということですね。なんかかっこいいですね!
なぜ、大学院を中退してプロゲーマーになったのか?
ときどさんなぜ、将来を約束された肩書きを捨ててまで(通用しない)プロゲーマーになったのでしょうか?それは一言でいうと、ゲームに対する情熱なんだそうです。
ときどさんが東京大学を卒業したタイミングでプロゲーマーという職業はなく、ゲームは趣味として続けていくものでした。そのため、ときどさんは、大学院へ進学されました。1年目に大きく研究内容を変えたことがきっかけで、上手く研究室になじめていない時期が続いていたそうです。
そんな中で、梅原大吾さんが日本人初のプロゲーマーになったそうです。
画像出典元:アニメ&ゲーム
そのころ、人生について考えていた時期だったそうです。その時期にプロゲーマーという可能性ができた。悩んだそうです。
プロゲーマーになれば、東京大学という肩書を捨ててしまうことになる。でも、でも、ゲームに対する情熱は捨てられない。
⇒この時点でもう、プロゲーマーになるしかないですよね。心がざわつくというか、絶対に安定なんてしていないけど、行きたい。もう確定ですよね。その道に行くしかない。プロゲーマーになるしかないですよね。
その気持ちをときどさんはこう表現されています
そのまま大学院を卒業して就職し、趣味でゲームを続けている自分を想像した時、もしテレビなどで昔の仲間たちがプロゲーマーとなって映っている姿を見たら、やりきれない気持ちになるな、と思いました。
まとめ
プロゲーマー・ときどさんは、一浪して、東京大学工学部マテリアル工学科を卒業している。
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻を中退し、プロゲーマーになった。
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